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カムパネルラ [ぽえきち]

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普通な空気の普通の町でも灯りが消えて雲がなければそれなりの星空を見ることができる

小さな頃は星空が怖かった
何億光年もの過去といつかたどり着く終末を垣間見るのがおそろしかったから…
それに夜空に広がる果てのない空間をおもうとあまりにちっぽけな自分はその不安に、物理的な足下の均衡まで失う気がしてた…

いまボクは夜空を見上げてる

良く晴れた、住宅街の、ささやかな星空を
灯りを消して明日のためにみんな寝静まってるこの町のすみっこで、 朝刊がくるまでにもまだ間があるだろう深夜2:30に

冬の夜気は冷たいとゆうよりじんじんと肌に痛い…
小さな頃寝る前に宮沢賢治をよんでもらってた、
死んだら星になるなんて?
大人は滑稽なほどのロマンチストだとおもってた

なのに…

星を探してる 果ての無い無限の空の
どれかもわからないひとつの星を探して
寒さに感覚を無くした耳を押さえてる
無音の宇宙の無言の轟音
ボクは今でも星空が怖い…
果て無き空間のちっぽけすぎる自分…

キミをなくしてボクは自分の大きさを知ったとおもう

ボク一人分の大きさ

泣き崩れることをおそれてた
自分の小ささを知らないことが怖かった

臆病で疑り深い子どもだったとおもう

それでも…

ボクは星をさがしてる
ボクは大人になったから


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フライング・タイガー

星を見上げながら思いを巡らせているときに思い出す沢山のことのうちの一つのこと、またそれは、雲に覆われた地上を眺めながら、必ず思い出すことがあります。

サン・テグジュペリ作 夜間飛行。
暴風雨に捕らわれた郵便飛行機の操縦士を誘惑し、そして束の間の安堵を与える幾つかの夜空の星。

カンパネルラ[ぽえきち]の読後感に代えて...
by フライング・タイガー (2010-01-30 01:30) 

okichibi

☆フライング・タイガーさま
ご訪問&コメントありがとうございます
せめて…見上げた空に輝く星たちが優しく変わることない光を投げかけてくれることを祈ってやまないです(ΦωΦ)
by okichibi (2010-02-03 13:16) 

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